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【韓国むかし話】木陰を買った若者

昔、ある村に人助けを一度もしたことがない、
とてもケチなお金持ちのおじいさんが住んでいました。

そのおじいさんの家の前には、
一本の大きなケヤキの木がありました。



ある夏の暑い日のことです。

村に住む賢い若者が畑仕事をしているとき、
とても暑いのでお金持ちのおじいさんの家の前にある
ケヤキの木陰で休んでいました。

それを見たお金持ちのおじいさんは、
駆け寄ってきていきなり大声で怒鳴りました。

「おい、こら! ここに座るな! 
この木は、うちのおじいさんのおじいさんが植えた木だぞ! 
だから当然、その木陰もわしのものだ」

お金持ちのおじいさんは、
若者をその木陰から追い払ってしまいました。

そのお金持ちのおじいさんは、
他の人がその木陰で休んでいても、
そう言って追い払っていたのでした。

怒った賢い若者は、
意地の悪いお金持ちのおじいさんを
懲らしめてやろうと思いました。



翌日、若者は、お金持ちのおじいさんの所に行って言いました。

「その木陰を私に売ってください」

お金持ちのおじいさんは、
お金の話を聞いたとたんに目の色が変わりました。

“木陰を買うだと? しめしめ、これでまた金儲けができるぞ”
と思ったお金持ちのおじいさんは、若者に木陰を売りました。



やがて日が傾き、
お金持ちのおじいさんの庭に木陰ができると、

若者はお金持ちのおじいさんの庭に入っていき、
その木陰に横になりました。

それを見たお金持ちのおじいさんが飛び出してきました。

「おい、こら! 人の庭で何をしているのだ。早く出ていけ!」

おじいさんは腹を立てながら怒鳴りました。

すると、賢い若者が言いました。

「おじいさん、このケヤキの木陰は、
私がおじいさんから買ったものなので、
ここにできた木陰も、当然、私のものではありませんか」

お金持ちのおじいさんは、何も言い返すことができませんでした。



さらにその木陰が家の居間にできると、
若者は、居間に入っていって寝そべってしまいました。

お金持ちのおじいさんは、
腹が立ちましたが何も言うことができませんでした。

このようにして若者は、
毎日、お金持ちのおじいさんの家に
出入りするようになりました。



我慢できなくなったお金持ちのおじいさんは、
その木陰を買い戻したいと若者に言いました。

しかし若者は、「絶対に木陰を売ることはできない」と言いました。

どうすることもできなくなったお金持ちのおじいさんは、
結局、他の村に引越してしまいました。

お金持ちのおじいさんが村から出ていったあと、
若者は村の人々に、

「この木陰は、私たちみんなのものです。
きょうから心置きなくここで休んでください」

と言ったそうです。


<コメント>

目先の利益ばかりにこだわりすぎると
あとで結局もっと大きな不利益を被るという教訓ですね。

それと
この若者の動機がよかったのかも。

いくら知恵を使って利益を得たとしても
それが自分のためだけだったら、こうはうまくいかないでしょうね。


お金や知恵も
できるだけ人の役に立つように
使いたいものです。

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