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【韓国むかし話】頭が九つある怪物


昔、ある地底の国に、
頭が九つある怪物が住んでいました。

怪物は、口と鼻が九個、目と耳が十八個もあり、
どんなに小さなものでも見ることができ、
どんなに遠くの音も聞き取ることができました。

また、とんでもなく力が強く、
だれもその怪物と戦う気にすらなれませんでした。



ある日、王様が住んでいる宮殿に怪物が現れ、
お姫様をさらっていってしまいました。

王様は、

「姫を救ってくれた者には大きなほうびを出そう」

とおふれを出しました。

しかし、怪物を恐れ、何か月たっても
誰一人として名乗り出る者がいませんでした。



ところがある日、
一人の若者が王様を訪ねてきて言いました。

「王様、私が怪物を退治して、お姫様を救ってまいります」

王様はこの勇敢な若者を見てとても喜び、

「もし姫を救ってくれたなら、そなたと姫を結婚させてあげよう」

と言いました。



若者は、王様の三人の家来と共に、
怪物を探しに山の中に入っていきました。

しかし、怪物がどこにいるのか、
若者と三人の家来は全く見当がつきませんでした。

山の中をくまなく歩きまわって
疲れ果ててしまった若者が休んでいる時です。

夢の中に白い長い髭をはやした一人の老人が現れました。

そして、
 
「私は山の神である。向かいの山の中に不思議な形をした岩があるので、
その岩の下に行ってみなさい」

と言いました。



眠りから覚めた若者は、
山の神の教えてくれた場所に行ってみました。

すると、そこには本当に不思議な形をした岩があるではありませんか。

若者と三人の家来は、
力を合わせて岩を押しのけました。

「よいしょ! よいしょ!」

すると、驚いたことに、
岩のあった場所に、地中の世界に入っていく穴が現れました。

「私が下におりてみます!」

そう言って若者は、縄を結びつけたかごに乗っておりていきました。



地中の世界にたどりついた若者は、
その世界を見て驚きました。

野原には美しい花々が咲き乱れ、
そこに絢爛豪華な家々が建ち並んでいたのです。

若者は、井戸のそばに立っている大きな柳の木に登って、
まわりのようすをうかがってみました。

その時です。
向こうのほうから、美しい娘が水をくむかめをもって
歩いてきました。

娘は、若者がいる大きな柳の木の下にしゃがんで、
井戸水をくみはじめました。

「このかたはお姫様に間違いない」

そう思った若者は、
水をくむかめの上に木の上から柳の葉を落としてみました。

「えっ? あなたは誰ですか。どうやってここに来たのですか」

若者を見つけた美しい娘は、
驚いてたずねました。

「私は、王様の命を受け、お姫様を救うために来た者です。
あなたはお姫様ですね。どのようにすれば、怪物をやっつけることができますか」

「今、怪物は外に出かけていて、四日後に戻ってきます」

お姫様はこのように言い、
若者を自分が住んでいる家に案内していきました。



家についたお姫様は、
不思議な形をした根を若者に手渡して言いました。

「この根を四日間召し上がれば、力が強くなるはずです。
怪物も、この根を食べて力をつけているのです」

若者は、
お姫様から受け取った根を、一日に一本ずつ食べました。

すると不思議なことに、
体中から力がわいてきました。

そして、大きな岩も簡単に持ち上げられるようになりました。



そのようにして、
ついに四日目になりました。

ドシンドシンと大地をゆるがす音がして、怪物が現れました。

「怪物め! 私の剣を受けてみろ!」

若者は、剣を抜いて、
怪物にとびかかりました。

「ふん、こしゃくなやつめ!」

怪物は、
九つもある頭を動かしながら、
若者に剣を振りまわしました。

剣と剣がぶつかりあう戦いは、
簡単には終わりませんでした。

若者と怪物は、
空中に同時に飛び上がって戦いを続けました。

どれほど高く飛び上がったことか、
その姿は見えず、雲の向こうから、
剣と剣がぶつかり合う音だけが聞こえてきました。



しばらくして、
若者の剣に切られた怪物の頭が、
一つ二つと地上に落ちてきました。

お姫様は、落ちてきた頭に灰をまき、
頭と胴体がつかないようにしました。

そのようにして、一つずつ九つの頭が落ちてきました。

そして、
最後にドシンと音を立てて
体が落ちてきました。

怪物を退治した若者は、
怪物に閉じ込められていた人々をすべて救い出し、
お姫様と一緒に宮殿に戻ってきました。

その後、若者はお姫様と結婚し、
いつまでも幸せに暮らしたそうです。



<コメント>

お姫様を救った若者の勇気も
学ぶものがありますが、

それ以上に
お姫様のアドバイスを素直に受け入れて
怪物が食べている根を食べ続けたことがすごいですね。

本当に力が強くなるかどうかも分からないし
とてもおいしそうには思えないのですが……。w

この若者の謙虚さは
学ぶべきだなと思いますね。

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